2014年7月から2015年2月までの間にご応募いただいた様々なアイデアの中から、
厳選な審査を経て、4つのアイデアが受賞となりました。
受賞者はガンダム GLOBAL CHALLENGEメンバーとしてプロジェクトに参加いただきます。

GGC Members ガンダムGLOBAL CHALLENGEメンバー

金子 裕哉

金子 裕哉

奈良先端科学技術大学院大学

静岡県出身。沼津工業高等専門学校の電子制御工学科を卒業。2015年現在は奈良先端科学技術大学院大学で博士後期課程に在籍する学生。流星バースト通信、光電波融合技術など無線通信分野の研究に従事。

ガンダムとザクに相撲をとらせて四脚にした自立歩行

コンセプト

実物大ガンダムが動く、と聞いたときにガンダムファン、非ガンダムファンを問わず期待するのは「自立歩行」であると考える。しかし、18mの人型ロボットを二足で歩行させる技術的要件は簡単ではない。
そこで、ガンダムとザクに相撲のがっぷり四つ状態をとらせることで一体の四足歩行ロボットとして考え、四脚以外に支持のない自立歩行を行う。四足歩行は常に三点支持の状態を保つことができ二足歩行に比べ安全な歩行を実現できる。
ガンダムと同様に実物大ザクの製作もファンから求められていること、またガンダムとザクが押し合う様は迫力あるものになると考えられ、魅力あるエンターテインメントとなることが期待できる。

江 明勲(チェン・ミンスン)

江 明勲(チェン・ミンスン)

龍華科技大学 非常勤助教授、シニアエンジニア、 国際パーソナルトレーナー&フィットネス・アカデミー(IPTFA)上級パーソナルフィットネストレーナー

国立台湾大学卒業 工学博士。長年にわたり、人体解剖学、スポーツ医学、生体力学などの研究に従事したのち、ロボット工学の分野に展望を見出し、ヒューマノイドロボットの新型メカニズムと、その歩行プロセスフローについて提唱。より人間に近いロボットの開発に携わっている。
同時に研究のため、博士課程在籍中にマシニングワークショップを創設。このワークショップを通じて、工業技術研究院(ITRI)、大学など、ロボットのデザインと設計を目指す他の組織をサポートしている。

人間らしく歩行するロボットの擬人化設計

コンセプト

―剛性の観点から
スーパーサイズのボディであるがために、重力トルクがアクチュエータの物理的限界を簡単に超えてしまう。
―エネルギー消費の観点から
従来の二足歩行(膝を曲げての歩行)は、人間よりも16倍も効率が悪いため、このような大きなシステムを駆動することは、従来の方法では非常に困難である。
―ソリューション
人型ロボットの新しいタイプのメカニズムとこれに関連する歩き方のプロセスフローが提案された。
―安全の点から
不安定な足場では、高さ18メートルのシステムが倒れる可能性がある。
―ソリューション
電子制御の成熟したテクノロジーを検討する必要があるだけでなく、自己適応メカニズムを利用して、足と地面の最初の接地面に対処することも必要である。自己適応メカニズムは現在開発が進められている

木原 由光

木原 由光

ロボフューチャー株式会社 代表取締役

1967年生まれ。東海大学工学部生産機械工学科卒業
自動車会社での設計経験を活かし、現在は福岡県でロボット及び機械装置の設計、製作、販売を行っている。

外部動力供給式軽量型ガンダム独立歩行システム

コンセプト

18mの実物大ガンダムに駆動機構、制御装置、動力及び電源等を搭載し歩行をする事は、現状では重量的な問題により困難である。
そこで実物大ガンダムの歩行を実現させる鍵は、いかに本体重量を軽量化出来るかにかかっている。
その為、本システムは可能な限り機構や動力を外部に配置し、現在考えられる最軽量外装を使用した「外部動力供給式軽量型ガンダム独立歩行システム」と題した設計プランを提案する。

岡田 慧

岡田 慧

東京大学大学院情報理工学系研究科 准教授

1997年京都大学工学部情報工学科卒業。 2002年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。博士(工学)。
2002年東京大学大学院情報理工学系研究科科学技術振興特任教員。 2006年同特任講師。
2009年東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 准教授となり現在に至る。
三次元視覚処理、認識行動システム、ヒューマノイド、モバイルマニピュレーション、オープンロボットソフトウェアの研究に従事。

ガンダム・リサーチ・オープンプラットフォームの開発

コンセプト

本企画のポイントは、「あのガンダム」を自ら書いたソフトウェアで動かすことが出来る、というワクワク感の提供である。ソフトウェア並びにハードウェアのロボットプラットフォームを実在のガンダムモビルスーツ仕様を用いて開発し、これをオープンにすることで、世界の若者が情熱をもって開発に取り組むことができ「リアルガンダム」実現の加速化と高度化を狙うものである。